
3月11日の朝です。
奥会津はまだ雪に囲まれていますが、山の向こうの空が明るくなってきました。
やわらかな光の降り注ぐ一日となりますように。
ここにいると毎日、福島県の被災地の様子がニュースで伝えられます。
全国でも、特に東京で、同じように見てもらえたらいいなと思います。
被害者である人たちがいじめられたり蔑まれたりする。
嫌な、恥ずべきことですが、人間の弱さも思います。
私の中にもまったくそういうものがないか、これはよくふりかえってみなくてはならない。
心の底まで掘ってみれば、醜いものが出てくるのです。
だからこそ、心を律して口を慎みたい。
子どもは大人の言葉を聞いているのだから。
他を裁きたくなるときは心したいと思います。
しかし権力に対しては。声を上げなくてはならない。
フクシマとカタカナの記号になってしまったことが本当に悲しい。くやしい。
この震災でなくなられた方々のご冥福を祈ります。
被災地で、避難先で、懸命に生きておられる方々のご無事をお祈りいたします。