新しい季節へ

c0323384_0342969.jpg


ここには写真は載せない、と決めていました。
「文章の練習」が主な目的で始めたこのブログ、画像に頼っちゃいかん、と思っていたのです。

ですが、ちょっと気が変わりました。

上の写真は、今年の1月から3月まで取り組んでいた手仕事です。
たくさん貰い受けた義母の着古した作業着などは、ほとんどが裂き織の材料となりましたが、中には裂いてしまうには惜しい、まだきれいでしっかりしたものも。
そういうもったいない端切れをつないで大きな1枚の布にしようと始めたのが、この古布のパッチワークです。前にも書きましたねえ。

以前、初めて作ったときは、気分次第で不規則に布をつないでいきました。
すると、出来上がりは実にいい感じになったけれども、全体が歪んじゃった。
それはそれで「ボロのボロ隠し」として、美しい姿で雑多な棚を目隠ししてくれていますが、今回はもっと大きなものを作りたい。

そこで、初めて型紙を作ってみました。
11枚の小さなピースに布を裁つ。縫い合わせると30cm角になります。
それを48枚、つなげれば、こたつ布団に掛けるカバー的なものになる、はず。
ただいま30枚までできました。
次の冬ではまだ間に合わないでしょう、再来年なら、仕上がるかな?

お盆の終ったこの時期は、毎年、どういうわけか落ち着かないのです。
織機(はた)の部屋は放っておくと物置と化して、早く片付けたいところですが、まだまだ汗の流れる残暑のさなか。

でも、この久しぶりの小さな手仕事で、次の季節よ、さあ、どうぞ、という心もちになれました。

c0323384_134223.jpg


手縫いでちくちく。
これなら、こたつにあたったまま、バアの昔話を聞きながら出来ますもんね。
手を動かしていれば、いつか、なにかが生まれる。
手仕事は愉しいものです。




Commented by maco at 2014-08-18 02:46 x
古布のパッチワーク素敵ですねー。
藍色が中心で白黒の縞があったり、モダンで新鮮に見えます。
人が作ったものを見るのは好きでも、自分で手仕事をするのは長らく苦手でしたが、悪戦苦闘するうちにたまに自分の頭で描いたものに近いものが出来た時はやはり嬉しいですねー。
どうやって出来たのか全く覚えてないんですが、頭でやるんじゃなくて、手が作ってるんだなぁと思いました。
Commented by hanamomo06 at 2014-08-18 15:55
会津木綿の作業着は実にいい風合いなのでしょうね。
渋い色にちょっと明るい色、目立つ色。
秋田の西馬音内盆踊りの端縫い(はぬい)衣装を思いました。
こんな形でまた使われる布は幸せですね。
手によって生まれる新しい命、本当に美しいです。
写真大歓迎!
Commented by kotoko_s at 2014-08-19 13:20
☆macoさん
ありがとうございます、「モダンで新鮮」!うれしい^^
会津には「アルガナデマニャセル(あるもので間に合わせる)」といういいことばがありますが、作品のために材料を調達するというより、身近にある素材でなにか作るという姿勢っていいなあと。
「頭でやるんじゃなくて、手が作ってる」―そういう感覚ですよね。
頭の中には壮大な計画があるのに、手先は思うように動いてくれない。その折り合いがつくまでにはずいぶん時間が必要だった気がします。
多少、不揃いでも間違えても、楽しい気持になれる手仕事は、人生に与えられた恵みのひとつだと思います♪
Commented by kotoko_s at 2014-08-19 13:37
☆momoさん
義母の野良着には、今は見ることのない縞などがあります。会津木綿の織元も、たしか2件だけになったとか。
「渋い色にちょっと明るい色、目立つ色」―これは、野良着の袖口の裏などに使われていた布なんですよ。
山吹色やえんじなど、若いお嫁さんはそこにおしゃれ心を注いだようです。袖を折り返して初めて見える明るい色ですね。
「秋田の西馬音内盆踊りの端縫い(はぬい)衣装」―きれいですねえ。いつか実物を拝見したいものです。
「手によって生まれる新しい命」―端縫い、裂き織や刺し子もそうですよね。昔の人にあやかってわたしもささやかながら続けていきたいです。
拙い手仕事ですが、ご覧くださってうれしいです。ありがとうございます、それから、写真歓迎も^^
Commented by miyabiflower at 2014-08-20 14:01
風情のあるパッチワーク、素敵です。
渋い色の中に時々混ざる明るい色・・・。
なんだかハレの日を喜ぶ気持ちのようです。
渋い色あいがあるからこそ、明るい色が際立つのですよね。
この組み合わせ、とても新鮮に感じました。
古いものが生まれ変わると言うか、
古いものが、形を変えて良さを教えてくれているようです。
できあがりを見せていただくのが楽しみです♪
Commented by poirier_AAA at 2014-08-20 21:33
kotokoさんの色使いは大胆で面白いです。モダンで、木綿の持つ雰囲気が一気に変わりますね。

休暇中、わたしはジーンズの繕いをちくちくしていました。創造的な仕事は苦手なのですけど、裾をまつるとかほころびをかがるとかで針を動かすのが好きみたいです(最近気がついた自分の傾向)。針を持っていると気持ちが静まって、ちょっと精神安定剤みたいな効果がありますよね。
Commented by kotoko_s at 2014-08-21 10:40
☆miyabiさん
88歳の義母が生きてきた場所は、まさに目立たない地味なものだったと思います。そこに時々配されたこんな明るい色、いっそうはなやいで感じられますよね。
「古いものが生まれ変わると言うか、
古いものが、形を変えて良さを教えてくれているようです。」―ああ、これはほんとうにそうですね。
そのものとしての用はすんだ布が、また別の表情になって身近なところに帰ってきてくれると、もともとあったその布のよさが改めて伝わってきますね。
ありがとうございます、お言葉に調子にのって、できあがったら載せますね♪
Commented by kotoko_s at 2014-08-21 11:02
☆梨の木さん
ありがとうございます、「大胆で面白い」、嬉しい!
身につけるものは決して派手ではないのですが、なぜか布仕事はこうなります^^
繕い物って、いいですよねえ。
「針を持っていると気持ちが静まって、ちょっと精神安定剤みたいな効果がありますよね。」―そうなんですよね、私も繕いものをしていると気持が落ち着くんですよ。
それに、きっと、家族の着るものを調える気持ちよさみたいなものもあるのでしょうね。
Commented by 容子 at 2014-08-25 15:34 x
こんにちは。
ちくちく並縫い・・・目が揃ってきれいだなぁ

見ていてなんだか満たされる気がしました。
織りや糸がやっぱり好きです^^
Commented by kotoko_s at 2014-08-26 21:36
☆容子
こんばんは。ちょいと実家に帰らしていただいてました^^

ありがとう、比較的きれいなところを選んで撮ったんだよ(笑)
織りや糸、やっぱり、好きだよね。
この夏、あなたの糸を久々に見て、わたしも満たされました^^
Commented by green-field-souko at 2014-08-27 06:01
こんにちは。
織り見本みたいにさまざまな柄が集まっていて、
布と手仕事のぬくもりいっぱいの、楽しいお作品ですね^^

今の現場の作業員おかあさんが、
比較的きれいな昔の野良着をほどいてエプロンにしているんです。
さわらせて~とお願いして触れたら、あったかかった~。
当地はかつて「葛塚木綿」の生産地だったそうです。

「アルガナデマニャセル」よい言葉!
丁寧にチクチクしてもらい、
会津木綿の古布たちが喜んでいますね、きっと^^
Commented at 2014-08-27 06:04
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kotoko_s at 2014-08-29 00:27
☆草子さん
こんにちは。
「縞帳」とか「織り見本」とか、大好きなんです。
私のささやかな手仕事も、作品というより古い布の記録になってくれたらいいなと思っています。

野良着をほどいてこさえたエプロン!それはいいですねえ。
葛塚木綿、私は知らなくて。どんな布でしょう。見たいなあ!

「アルガナデマニャセル」―フランス語みてぇじゃね?とは友人のことばですが(笑)
昔とおんなじ生活はもうできないけれど、つましく心豊かに暮らしていた時代に学ぶことはたくさんありますよね。
こんな拙いものですが、古布が喜んでくれているでしょうか?ありがとうございます^^
Commented by kotoko_s at 2014-08-29 00:34
☆鍵コメさん
ただいま~!
絵日記は文庫版なので、旅先にもいつも持参していきます。
描くのは楽しみ&習慣になってしまいましたが、スキャンしてアップするまでにたどり着くのがタイヘンな日もあって^^

鍵コメさんこそ、描いてくださったら嬉しいのですけれど―。
いつもご覧くださって、心から、感謝です。ありがとう(^^*
名前
URL
削除用パスワード
by kotoko_s | 2014-08-18 01:36 | 作る | Comments(14)

奥会津に暮らす


by haru
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31