
例年より浅い雪(只今の積雪70センチほど。いつもは150センチ超)と
たびたび広がる青空に
このまま春!と浮かれていたら
今日は吹雪いたり冷え込んだり。
でも毎年、今頃はこんな空です。
この冬も手仕事ができました。

例によって手元にある木綿の古布を手縫いでつなぎました。
155×97センチ。ほぼ半間のサイズです。
これ、間仕切りにするつもりだったのです。
ところが、チャコがなくなっていたのに買いに行くのを待てず
そこらのペンでぐいぐい印をつけたら
しまった!消えないじゃないですか(あたりまえだ)。
軽くするため裏地なしでいこうと思っていたのに大失敗!
何につけてもおおらかな夫は
「それの何が問題なんだ」と不思議がってくれましたが
粗忽な割りに細かいことが気になる妻は
迷ったあげく、やっぱり裏地をつけることに。
幸い、紅絹が残っていたので接いで張ってみたら
心配したより軽く仕上がってほっとしました。
気にする割りにはラフな出来ですが、まあ、自分が使うだけだしね。

光に透かすとこんな感じ。


普通は作りたいものに合わせて材料を揃えるものですが
私のものづくりは在庫一掃が目的なのです。
捨てられるばかりだった義母の古い野良着や着物を
今の暮らしで使えるかたちにしたくてこんなことをやっています。
それから、やはり一番は
生活の中で働いてきた古い布地のもつ
独特の美しさに惹かれるからでしょうか。
雪解けが始まるころまでに仕上げるのが毎年の目標。
今年も無事に冬を越せました。
