抱負

1月5日 小寒。今日から寒に入る。吹雪いた。

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何年ぶりだろう、懐かしい人からお年始メールが届いた。
おとなになってからの友人というのは不思議なもので
歳も性別も境遇も違う者同士、どこか通じ合うものがあって仲良くなったりする。
彼もそういう友人のひとり。

「生活、仕事、将来と課題や悩みは尽きませんが、何とか新しい年を迎えられました。
今はただ生きていることを、新しい年が迎えられたことを、しみじみ感動しています」

いい言葉だなあ。私は彼の心のありように感動した。
その素直さ謙虚さに励まされる気持ちになって、ありがとう、と返信した。



薄暗い景色が一変。思いがけない青空。
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今年の抱負、と思いながら字を見てはっとした。
「抱負」って、「負]を「抱」いてる!

あまりひとに言えない、きれいじゃない感情が湧いてくるとイヤな気持ちになるのは
醜かったり弱かったりする部分を認めたくないからかもしれない。
でも、そもそも、そんなもんである。
立派になろうと思うから実像を受け入れがたくなる。
在るものは在るままに。
負に見えるものも抱きしめて、よき方向へと育てていく力を養えばいい。

そう勝手に解釈したらなんだかぐんと楽になった。
のびのびといこう。まるごとで生きよう。
そして力を出そう。
これが、今年の抱負。
生きていることは奇跡なのだから。時間は限られているのだから。





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# by kotoko_s | 2017-01-05 16:41 | ある日 | Comments(6)

再開

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2017年がはじまりました。

雪の少ない、おだやかな年明けです。

今年はどんな年になるでしょう。

いい日々にしたいと思います。



昨年、このブログはおしまいにします、と宣言し閉じました。

なので恥ずかしいのですが。

ちょっと気持ちが動き出しました。再開いたします。


どうぞよろしくお願いいたします。


ハル




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# by kotoko_s | 2017-01-01 16:59 | ごあいさつ | Comments(12)

休憩

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おいでくださってありがとうございます。
しばらくのあいだここはお休みします。

みなさま、どうぞお元気でお過ごしください。

kotoko



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# by kotoko_s | 2016-05-12 15:31 | ごあいさつ

この先へ

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しとしと雨が雪に変わった朝。
赤くふくらみ今にもほころびそうな庭の桜に、つぶてになって吹きつける。


ふと、通っていた小学校の風景が浮かんだ。
校庭を囲んでいたのは桜だったような気もするが、
それよりも強く印象にあるのは、校庭の真ん中に立つシナノキの大木だ。
その木の下で、自転車の練習をした。
父に後ろを押さえてもらってスタートする。
「放さないでね、ゼッタイ、放さないでね」叫びながら半泣きでペダルを漕ぐ。
ああ、放さないよ、という声がふっと遠くなって、振り向くと父がいない。
途端にガチャーンと倒れて、膝小僧を硬い校庭の土に思い切り擦った。
何度も同じことを繰り返して、とうとう乗れるようになったのは3年生の秋だった。
以来、自転車で、夜勤の父にお弁当を届けに行くのが楽しみになった。

泳げるようになったのは2年生だ。
夏休みになると、父に連れられて学校のプールに通った。
ある日、いつまでもプールサイドにへばりついている私を
父がいきなり抱え上げてプールに放り投げた。
あっと思う間もなく水の中に沈んで、夢中でバタバタやって水面に顔を出すと
「行けー!そのまま、ここまで泳げー!」と父の怒声が響いた。
その日、私は初めてひとりで泳いだ。
3年生で、プールの短い一辺、15メートルをやっと泳げた。
4年生で長いほうの25メートル。
6年生の水泳大会は、背泳ぎで2着だった。
そのころには、1000メートル泳げるようになっていた。泳ぐことが大好きだった。

(こうしてみると、忙しくて殆ど家にいなかったはずの父との思い出が多いのは、どうしたわけだろう。)


逆上がりも跳び箱も、できるようになったのはクラスで最後だった。
できなくたってもちろん、別にどうということもない。
けれど、やろうとして力を出し、できるんだということがわかった、というのは大きな収穫だ。
苦手なことをあんなに頑張ったのは、小学校時代が一番だったと思う。
大人になるにつれ、苦手なことは克服しようとしなくなった。
避けて通ってもなんとかなってきたし、なんとかなる道しか選ばなかったのだと思う。
そうやってなんとなくいつも心の底の「アルモノ」に触れないように
本当に願っていることを迂回して、それなりの人生を送ってはきたけれども。

この春、一念発起して新しいことを始めた。
どこまでできるか、達成できないんじゃないかと考え始めると不安でたまらなくなるが
この先へ、もっと遠くへ、新しい世界へ、踏み出していきたい。
頑張るという言葉は他人には言えないが、自分にはしっかりエールを送ってやろう。
がんばれ、私!




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# by kotoko_s | 2016-04-11 12:37 | ある日

つなぐもの

2年越しで完成した炬燵掛けのお披露目。
190×240センチ。わが家の居間の炬燵に合わせました。
布はすべて義母と義父の着古した野良着や着物をほどいたもの。木綿です。
傷んだところは避けて、袖口の裏などに使われていた鮮やかな色もいいアクセントになりました。

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型紙に合わせて切った11枚の布を手縫いでちくちく。30センチ四方のパーツを48枚つないで。
キルトでは表と裏の間にわたを入れるのでしょうが、布だけでずっしりと重いので何も挟まない、自己流です。

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裏側も古い木綿を接いで。
手に馴染むしっかりした風合、深みのある藍色。今ではなかなか見られなくなりました。
縞は会津木綿。素朴な縞柄は明るい色のものもありますが、野良着は藍色系。藍には虫避けの効果があります。

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手を動かして何かをこしらえるのは本当に楽しい。
時間をかけて仕上げていくものには、出来はさておき、大きな満足感があります。
身近な人の暮らしを支えてきた布や道具を、私はなかなか捨てられません。
この家にきて見つけたのは、捨ててしまったら二度と見ることのない
義母の手になる暮らしの道具類でした。
こんな布つなぎや、布を裂いて織り込む裂き織りや、破れたザルに施す一閑張りなど
家族が大切に使ってきたものが、手仕事によって新しい姿に蘇るのは楽しいものです。

それぞれに物語をもった古い布が新しい一枚の布となって、今の暮らしにつながってくれました。
義母が喜んでくれたことが何より嬉しいです。



初めて作ったのはこちら⇒http://wildrosy.exblog.jp/17871482




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# by kotoko_s | 2016-03-27 14:33 | 作る | Comments(32)

 あれこれ


by haru
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