カテゴリ:作る( 26 )

四年ぶりの裂き織


新しい機で初めての布を織りました。

秋の野山のイメージ。

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室内ではこれ以上は色が出ないのが残念。
もうちょっとはっきりした色合いです。



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先日、山で見つけたススキ。
使ったのは穂ではなく、茎でした。
赤や紫が入って珍しかったので、裂き布の間に入れてみた。
いずれは褪める色でしょうけれど。


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わが家のぼろさ加減がわかってしまいますが
撮影できる場所がここしかありませんでした。
日本家屋は壁が少ないのが残念です。
左の藍色の布は、4年前に織った裂き織。


実は、大きなものを作るつもりが
糸の計算を間違えたので仕方なく予定変更したのです。
これが正解でした。
タテ糸は在庫を減らすために使った太めの麻糸。
すべるのでタテ糸向きではないことがわかりました。
この機の性格もすこしわかりました。
新しい機はこれまでのものよりさらに軽くて小ぶり。心もとない感じです。
この機に合った織りを考えようと思います。

お世辞にも素晴らしいとはいえない出来となりましたが。
それでもなかなかに可愛らしい。
織っていて楽しかったことが何よりの収穫です。





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by kotoko_s | 2017-11-03 15:08 | 作る | Comments(14)

いい人。


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絵日記のブログで「障子に絵を描いた」と書いたら
それはどんなものかと興味をもってくださった方々がいて
うれしくなってしまいましたが。
正しくは「絵を描いた障子がはまっている」のであって、『新作』ではない。

それは上のようなものです。
描いてからもう6年、ずいぶん色褪せました。
今回、改めて写真に撮ってみて
これを機に色を新たに重ねてみようかな、と思いました。


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思いつくままに描いた野原の上に
トーチャンが「あそべ あそべ 楽しくあそべ」と書いてくれました。
それを眺めていたら、なんだかこのところもやもやしていたことが
大丈夫になったような気がしました。


「いいお嫁さんって言われたいからやってるんでしょ」とか
「いい人やめればいい」とか
愉快じゃない言われ方をしたことが
もやもやのきっかけであった。
「いい人」というのは元来、褒め言葉であろう。
だがそういう言い方が決して私を褒めてないことぐらいわかります。

結婚するときに何度も言われた、先輩の女性の言葉を思い出します。
「ハルちゃん、ゼッタイにがんばっちゃダメだよ」
なんでですか。
「あんたはやりすぎる」
「一度やりすぎたら、次からはそれがあたりまえになっちゃうんだから」
わたし、そんなにやってないですよぅ。
「やってる!わかるの、私と似てるからさあ」


あれから20年。
どうやら私はやりすぎてしまったらしい。
でもそれは「いい嫁」「いい人」と言われたいからではなく
(言われたら嬉しかった、というのは正直ありますが)
それしかやり方を知らなかった、ということなのです。

それでどんどん行ければ悩むこともないわけですが
やはり、私は無理をしていたらしい。
愚痴をうっかりこぼしたら、先の
「いい人って言われたいからでしょ」が返ってきたわけです。


*


こういうことを言われるのは初めてじゃないけれど
今回はなぜかひどく落ち込んでしまいました。
こんなにがんばっているのに
なぜこんな優しくない言い方されなきゃいけないんだろう。

しかし、しばらくして「ハッ!」と気づきました。

がんばっている、ってのがまちがってるんじゃ?!

彼女の言う通りでした。
私が相手のためと思ってしたことは
実は相手のためではなかった。
私が「今度だけ」「今年だけ」「しばらくの間だけ」と思いつつ
黙ってそれらをやっていたことで
相手は私がまさか無理しているとは思いもよらなかったのだ。

最初から「できません」「実はやりたくない」「半分ならしましょう」など
ホンネを伝えていれば。
相手は怒るかもしれないけれど
私の正直な気持がわかったはずなのです。

私は相手のためにしていたわけではなかったのでした。
「できません」と言えない自分の弱さ。
やっぱり私は「いい人」と言われたかっただけなんだな。
喧嘩が嫌いで、ひとが感情的になる場を避けたくて
自分が我慢してすむことならいくらでも我慢すると思ってきた
あのちいさな私がまだここにいたんだな。
我慢しているから、時々爆発しちゃうんだな。

若い友人の率直な言葉に、初めて感謝することができました。






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さて、今日はそんなこんなで気分が晴れました。
空も明るい、光に満ちた朝。
「お天気やさん」とはよく言ったものです。

古着の処分をしました。
処分といっても、できることなら再利用したい。
織物のヨコ糸を作ります。



綿100パーセントのボーダーカットソー。
胴体部分を二つにたたみ、たたんだ輪のほうからはさみを入れます。
上は少し残して。
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開くと、上下がつながった状態になっています。
端から2本ずつ、つながっていくように切り離していく。
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指で引っ張っていくと
生地が内側にくるんと丸まって、丸い紐状になります。
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タテ糸に織り込んでコースターや小物入れに。

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機(はた)がなくても、ダンボールを簡易織り機にして
小さな楽しいものが作れます。

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くよくよしやすくてイヤになっちゃうことも多々ありますが。

「あそべ あそべ 楽しくあそべ」

これ以上「いい人」にならないよう気をつけて(笑)
こころはいつも
自由でいられることを忘れずに。







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by kotoko_s | 2017-10-24 22:17 | 作る | Comments(16)

はぎれでつくる

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なにか作りたくなった。
本当は裂き織をしたい気分なのだが、機(はた)がない。
いつでもできるよう布を裂いておこうかとも思ったが
どうもそういうのとも違う。
カタチになるものが作りたかった。

暮しの手帖 88(2017.6-7月号)に「ハギレを手縫いで」という記事があったのを思い出し作ってみることにした。
しかしいつも思うことだが、暮しの手帖の「ものづくり」頁は不親切だ。
ある程度やったことのある人なら「あのことか」とわかるかもしれないが
まったくの初心者には言葉の意味すら不明である。
私はある号に載っていたレース糸のアクセサリーをついに編み始めることもできなかった。
私の理解力のなさは認めるが、「はじめての人はこれ」というのでさえ無理だったとは。

今回は私でも作れた。
でも、私が編集者だったらやっぱりもっと親切に解説するなあ。


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土台となる布を探したらちょうどいいのがあった。
夫の着古したブルーの麻のシャツ。
しっかりした生地で、背中の部分がたっぷり使えるので切っておいたものだ。
そこにハギレをのせていく。
私のワンピース、義母の野良着など古い布に、会津木綿も少し。
色を選ぶのはいつも楽しい。


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下になる布から土台にちくちく縫い付けていく。
糸はたまたまあった刺繍糸。布ごとに色を変えてみる。


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仕上がり40×60センチ。棚に掛けてみたらちょうど目隠しになった。



なんということもないテワッサ(会津言葉で「手遊び」に近い手仕事)だが。
久しぶりに肩の力が抜けておおいに楽しんだ。




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by kotoko_s | 2017-09-11 16:30 | 作る | Comments(20)

子どもと。


地元の子どもたちとダンボール織を楽しみました。

小学校1年と2年、今年は総勢10名。

3年前からお手伝いしています。


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織り機はダンボールと割箸。

2回の教室を終えたら、子どもたちにプレゼントします。


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女の子たちはおしゃべりしながら。


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2年生の男の子の作品


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2年生の女の子作


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初めての1年生



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子どもたちと過ごす時間は本当に楽しい。

世界にたったひとつの作品がたくさんできました。

今年も一緒にできて幸せだったよ。

ちょっと感傷的な気分になっている私を残して

あっというまに帰っていった子どもたち。

ふりかえらない、ってすばらしいねえ。

ありがとう。

来年も会えますように。




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by kotoko_s | 2017-09-07 23:52 | 作る | Comments(10)

変えられることは

裂き織りのマット
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昨日、私は爆発してしまった。
手仕事の材料がしまってある引き出しを見た途端、気持ちのストッパーが外れてしまった。
こんなもの、とっといて何になる!
引き出しを開けぎっしり詰まった材料を次々放り出した。
帰宅した夫が吃驚して「どうしたんだ」
どうしたんだか自分でもわからない。
ただただ涙が出る。怒りが込み上げるが、何に対して怒っているのかわからない。
すべての場所が空っぽになるまで、手を止めることができなかった。
小さな部屋の真ん中に(機のあった場所に)山と積み上がった布、布、糸……

義母の手縫いの野良着。
夫が生まれる前に使われていた継ぎ接ぎだらけの布団側。
袖口の裏にあしらわれた明るい山吹色や臙脂色の端切れ。
草木で染めたたくさんの糸の玉。
こんなもの、どころか、どれも愛おしい宝ものだった。
私は裂き織りがほんとうに好きだった。

あんなに大切にしてきたことやモノに対して、なぜこんな乱暴な気持ちになるのか。
古いものが、使われずにただただそこにあるだけの状態が嫌で堪らなくなったのだが。
イヤで堪らなくなったのは、実は自分に対してだ。
八つ当たりして、モノたちにすまなかった。
部屋一杯に散乱したものを目にしたとき、やっぱり捨てられない、と思った。
私は疲れているんだなと気づいた。

機(はた)を処分したことが思いのほかショックだったんだと思う。
自分で決めて自分で手を下したことにショックも何もないが、そうとしか言いようがない。
趣味というにもお粗末な、「手遊び」だったが。
機に座る時間がこんなにも大切なものになっていたのかと、失くしてみて初めて知った。
好きなことがほかにあっても、機織りはそういうものとは何か違った。
たとえそこに座ることができなくても。
機があることで私の場所が与えられていたのだと、今はわかる。

うまくいかないときというのは自分の中に理由があるのだ。
一度思い切って痛みを感じないと先へは行けない。
機が、身を以って教えてくれたんだと思う。
好きなことをあきらめるなよ。
やりたいことをやりなさいよ。


神さま
変えられるものを変える勇気と
変えられないものを受け容れる心の静けさと
そのふたつを見分ける賢さを与えてください 


O God, give us serenity to accept what cannot be changed, courage to change what should be changed, and wisdom to distinguish the one from the other.

この「ニーバーの祈り」を、大好きだった祖母が大切にしていた。
私に変えられるものがあるとしたら、それは自分の弱さだと思う。
自分にとって譲れないものは、しっかり表現しないと周りには伝わらない。

改めて機(はた)に、この機会を与えられたことに感謝します。
それから、爆発するたびにのんびりと「どうした」と言ってくれる夫にも。






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by kotoko_s | 2017-03-31 12:19 | 作る | Comments(14)

別れ

機(はた)を解体した。

もともと、柔らかな服地やマフラーなどを織るのに適した機だった。
なのに私はガンガンきつく打ち込む織りをして、この機にはずいぶんと無理をさせた。
結婚後まもなく購入したから、20年近くになるが。
ひとつの道具がその役目を終えるには短すぎた。

去年、久しぶりに織ったとき、うまく織れなかった。
部品を新しいものに交換すればいいか、工夫する余地があるかとも考えた。
が、(ああもうこれで最後だな)という感じがした。
これが、この機で最後の織だな。

今の家に来る前に、夫と二人で暮らした時期がある。
長い冬。雪かきのほかは、ずっと機に座っていた。
たくさんの布が生まれ、大きな夢が生まれて。
恵まれた時間だったと思う。

いつかは本物の機を、といつも思っていた。
今の機がニセモノというわけではないが、もっと大きなしっかりした機が欲しかった。
私の織りに合う、頑丈な道具が。
知らない土地で、私は早く自分の居場所を定めたかったのかもしれない。
ちょっとせっかちに買ってしまった、玩具のようなやさしげな機。
20年、いつも傍にいてくれた。

2階のその部屋にほとんど行かなくなってずいぶんたつ。
いつでも織れるように、機は部屋の真ん中に据えていた。
解体しながら、またいつか組み立てるときがくるかもしれないと漠然と思っていたが。
どうしても抜けないネジをはさんだドライバーに力を込めたら、根元から木が裂けた。
それで踏ん切りがついた。

「いい木だ。何かに使えるぞ」と夫が言う。
何かに使ってもらえたら嬉しいが、何の役にも立たなくたっていい。
私は錆びたネジひとつだけ、とっておくことにする。


自分にとって織るという行為が、どれほどのものだったかわからない。
ただ、好きだった。
からむしを織るときも。裂き織りのときも。
機に座ると手が自然に動いて、一段、また一段。
手が、気持ちを先へ先へと運んでくれた。
機に―ありがとう、いつも助けてくれて、ほんとうにありがとう。



そこにあることが当たり前だったのに、今はもう跡形もない。
とりかえしのつかないことをしてしまった、という思いがかすかに残る。
だが、これは新しいものに出会うための必然だったのだ。
また織るのだろうと思う。いつか、きっと。





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by kotoko_s | 2017-03-26 23:00 | 作る | Comments(8)

「手仕事始めに」



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クッションカバーができた。大きさは40センチ角。
昔、裂き織でカバーを作ったときのクッションの残りが3つあったので
赤系、黄系、緑系にしてみた。
最初は新しい会津木綿でピースを裁って並べてみたが、なんだかおもしろくない。

やっぱりこれしかないなあと探したら、使えそうなものがまだあった。
義母からもらった野良着や着物、布団側など、使い古し、何度も水をくぐってきた木綿。
ほどいて洗って色別に引き出しにストックしてある。
汚れや破れのあるものは裂き織りに、きれいなところはこうしてパッチワークに使える。
こたつ掛けやボロ隠し布もこれら古い布で作ったが、とても美しいと思った。
だから今度もその仲間だ。

縞は野良着、格子は布団側、無地は着物の裏地。
汚れや破れをよけて寸法に裁って組み合わせてみたら、なかなか愛らしい。
緑色はもっと深いパチっとした色だとよかったが、これしかなかった。
藍色は微妙に違う色目を組み合わせた。ミシンが苦手なのでちくちく手縫いした。




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裏。ボタンやファスナーは面倒なので、布を重ねた間からクッションを入れる。


作っているときは楽しい、出来上がると嬉しい。
古い布が新しい姿になってくれたのもよい気持ち。
また大きなものも、作りたくなってきた。





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by kotoko_s | 2017-01-17 16:20 | 作る | Comments(12)

つなぐもの

2年越しで完成した炬燵掛けのお披露目。
190×240センチ。わが家の居間の炬燵に合わせました。
布はすべて義母と義父の着古した野良着や着物をほどいたもの。木綿です。
傷んだところは避けて、袖口の裏などに使われていた鮮やかな色もいいアクセントになりました。

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型紙に合わせて切った11枚の布を手縫いでちくちく。30センチ四方のパーツを48枚つないで。
キルトでは表と裏の間にわたを入れるのでしょうが、布だけでずっしりと重いので何も挟まない、自己流です。

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裏側も古い木綿を接いで。
手に馴染むしっかりした風合、深みのある藍色。今ではなかなか見られなくなりました。
縞は会津木綿。素朴な縞柄は明るい色のものもありますが、野良着は藍色系。藍には虫避けの効果があります。

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手を動かして何かをこしらえるのは本当に楽しい。
時間をかけて仕上げていくものには、出来はさておき、大きな満足感があります。
身近な人の暮らしを支えてきた布や道具を、私はなかなか捨てられません。
この家にきて見つけたのは、捨ててしまったら二度と見ることのない
義母の手になる暮らしの道具類でした。
こんな布つなぎや、布を裂いて織り込む裂き織り、破れたザルに施す一閑張りなど、家族が大切に使ってきたものが、手仕事によって新しい姿に蘇るのは楽しいものです。

それぞれに物語をもった古い布が新しい一枚の布となって、今の暮らしにつながってくれました。
義母が喜んでくれたことが何より嬉しいです。



初めて作ったのはこちら⇒http://wildrosy.exblog.jp/17871482




*こたつ掛けの設計図(?)
ハギレが多かったので細かくなりましたが、もっとシンプルでもいいかも。


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by kotoko_s | 2016-03-27 14:33 | 作る | Comments(37)

雪とテワッサ


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久しぶりに一日雪だった。
買物に少し遠出しようと出かけたが
真っ白、つるつるの路面に緊張してハンドルをしっかり握りながら、思い出した。
これがこの地の冬だった。

本当は手芸の専門店に行くつもりだったけれど
そんなわけで隣町のスーパーで普通の縫い糸を買って
空っぽの冷蔵庫に入れるものも少しだけ選ぶ。
車庫から家まで雪道を10分近く歩くので、この際、重いものは後回しだ。
冬はあるもので間に合わせてしまう。

帰ってから、暖かな部屋でひとり、ちくちく手を動かす。
今日は義母がデイービスでいないので、お昼もさっさと済ませて、ちくちく。
一昨年の1月に作り始めたこたつ掛けが、ようやく出来上がった。
2年越し、といっても、こうしたテワッサは冬の仕事。
外が明るい季節には、「うつむき仕事」に気持が集中できない。
長い冬があるからこその楽しみだ。

「テワッサ」とは、手遊び、と言ったら一番近いだろうか。
冬になると当地では、「テワッサやってンのか」「ちっとはな」というのが挨拶代わり。
たいしたことやってるわけじゃないよ、というはにかみを感じる好きな言葉だ。


190×240センチのこたつ掛けの材料は
主に義母から貰い受けた古い布である。
洗いざらした縞木綿の野良着や
袖口の裏にあしらわれた鮮やかな赤や黄も使った。
今は室内の灯りだけで光が足りないので
春になったら全体を撮っておこうと思う。
最後に「2016」と入れておいた。これは裏側。


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例年は雪と寒さと行事の多さで
普通の月の何倍にも長く感じられる1月だけれど
今年はあっという間に半月たった。
今日のカンジキでの雪踏みはトーチャンが1回、私が2回。
車庫の前の雪かきは、トーチャンが夕方、帰ってからしてくれた。


このブログの更新の決め事ですが。
上旬、中旬、月末あたりと、ひと月に3回ぐらいは、なんやら書いてみようかと思います。





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by kotoko_s | 2016-01-20 22:36 | 作る | Comments(14)

お彼岸に織る

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世の中ではシルバーウィークとやらの大型連休だったが
行楽はさておき、お彼岸である。
それにこのお天気続き。
近所では仕事休みの若い人も帰ってきて、稲刈りに忙しい。
秋の日は短いので、晴れた日は貴重な「稼ぎ」日和です。

線香立ての来客を迎えるため、私もどこへも出かけなかった。
行事のメモをしたノートを開いて、毎年と同じようにハレの料理をする。
彼岸の入りには団子、稲荷寿司。棒鱈を煮て、エゴも練っておく。
中日は団子、きのこごはん、天ぷら。ゴーヤ、玉葱、人参、パプリカでかき揚げ。さつま芋。
畑からもぎたての枝豆も茹でる。どの野菜も自家製なのはなんという恵みでしょう。
26日の彼岸明けには、また団子を丸め、稲荷寿司や煮物をお供えする。
しかし。お稲荷さん、ってなんでだろ。バアの指令通りにしているけれども。

今年は22日が敬老の日だった。
成人の日もいつのまにか移動してしまったが
祝日って「その日」に意味があるんだよ。経済のために本来の意味が消えていく。
どんどん大雑把になっていくなあ。
この日は義母の好きなお赤飯を蒸かして
久しぶりに銀鱈を煮た。

この家に初めて挨拶に訪れたのは、2月の雪に埋れた寒い夜だった。
「なんにもないけど食べてください」
夫になる人の母は『標準語』でそう言って恥ずかしそうに笑った。
炬燵の上に用意された料理の中に、この銀鱈の煮付けがあった。
甘辛く、ほろほろと崩れる優しい味。
この魚が高価で、普段の食卓に上るものではないことを後に知った。
銀鱈を見ると、あの晩のことを思い出す。


さて。決まりごとをちゃんと済ませれば、あとは割と暇である。
機(はた)に座って、からむしのコースターを織った。
2年ぶりの機織りだ。
からむしはイラクサ科の宿根草。この茎から繊維を引き出し、糸にして織った布が「からむし織」。
その伝統工芸を教えていただいた土地からは離れたが
その頃に作業し引いた原麻(げんま―繊維)が手元にたくさん残っている。
からむしの繊維は、本来ならばごく細い糸に績(う)み、透き通るような布を織る。
気の遠くなるような時間をかけて生まれる美しいものは、彼の地に生きてこその仕事。
だから、私はここでできることをしようと思っている。



今回、織れたもの。10×11cmのコースターが35枚。
経糸(たていと)は麻。緯糸(よこいと)にからむしの繊維を織り込んだ。
実物はもっとはっきりこっくりした色合い。
栗のイガ、クルミの果皮、クサギのガク、からむしの葉などで染めて。



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1枚ずつ袋に入れ、やさしいことばを添えて
お嫁に出します。
織っている時間がとてもとても幸せでした。



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by kotoko_s | 2015-09-23 23:29 | 作る | Comments(12)

 あれこれ


by haru
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