ダメなんですか?

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先日、ドラッグストアの化粧品の棚をなんとなく眺めていたら
美容部員らしき女性がすっと近づいてきた。
紫外線対策のあれこれをお勧めしますよ、というわけだが
その彼女の顔がぎょっとするほどまっ白なのだ。
今日は急いでいるのでまた、とその場を離れようとすると
能面のような顔で薄く笑って
「手の甲のシミが目立ちますが」

たしかに、私の手の甲にはぽつぽつと薄茶色のシミが浮き出ている。
六十近くもなればそんなの当たり前じゃないか。
鉛筆みたいにやせっぽちの彼女はまだ20代後半か。
人生の先輩に対してもうちょっと優しい言い方ができないものかねえ。
いや、彼女のように若いころからまっ白に塗っていればよかったのかねえ。
なんだか「あなたはそれじゃダメ」と言われたようでしょんぼりして帰ってきた。

数年前、ジーパン屋で選ぶのに迷って
そばにいた若い女性の店員におそるおそる悩みを打ち明けた。
なぜか若い子のいる店では卑屈な気持ちになっていけない。
太腿が張っているんですが、合うのないでしょうか。
「それはウチのじゃちょっと厳しいですね」

たしかに、キビシイかもしれない。
だが、もうちょっと言い方ってものがあるような気がするよ。
ここでもまた「あなたはそれじゃダメ」と言われたようでがっかりした。

若い子の店に入るからいけないのかもしれない。
しかし、店自体が選ぶほどないのである。
お世辞を言えとは言わないが、もうちょっと気持ちよく会話できたらいいのに。

昨日、もう怒りません、と思ったが。
別に怒っているわけではないが。
なんとなくもやっとしたので書いておきます。





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Commented by saheizi-inokori at 2017-06-17 09:38
言葉遣いの微妙なニュアンスがわからないのかもしれない、ニュアンスを知るということが思いやる心を学ぶことにもなるのになあ。
Commented by pallet-sorairo at 2017-06-17 09:40
もやもやしますよね。
わかるわかる、同じような経験よくしてます(^^ゞ
Commented by PochiPochi-2-s at 2017-06-17 11:13
わかるような気がします。
核家族世代の中で生まれ育った若者。
他人に気を使うということが訓練されていないのかなと思います。
それに心にゆとりがないのかもしれない。
自分の娘でも時には"むっ"とすることがありますから。(笑)
ましてや…です。
あまり気にしないことかな。
Commented by kotoko_s at 2017-06-17 14:42
☆佐平次さん
そうなんですよ、微妙なニュアンスですね、こればかりはうまく説明できません。
売り上げのノルマもあるのかもしれませんし、厳しい中で一所懸命仕事しているのでしょうから、おばちゃんはおおらかになることにいたします^^
Commented by kotoko_s at 2017-06-17 14:43
☆そらいろさん
そうですか、同じようなご経験が。
別に卑屈になるようなことではないのですけれど、なんとなく、恥ずかしいようなもやもやっとした気持ちが残ってしまいますね。
Commented by kotoko_s at 2017-06-17 14:49
☆PochiPochiさん
そうですね、今は親子でも友だちみたいな関係で、私には違和感がありますけれど、彼女たちにはこういう言葉遣いは普通のことなのかもしれませんね。
でも、相手が誰であれ、どんなふうに言ったら伝わるか、相手に失礼にならないかというのは、いろんな人と出会って経験していく中からしか学べないのでは、と思います。
おっと、あんまり語ると嫌がられますね(笑)
Commented by poirier_AAA at 2017-06-17 19:46
前に、一時帰国中にメガネを作ったことがあるんです。そのフレームを選ぶときにお店の人が「こちらの方がお若く見えますよ」と勧めてきたので、もうびっくりしてしまいました。若く見えるメガネなんて探してなかったのに(笑)。そうか、日本にいたらそういうことを考えなければいけない年齢(外見)なのか、これが買い手の心をくすぐる言葉になるのかと思って、笑ってしまいました。

ありますよね、この年齢ならこうでなければ、こういうものを着て、こういうことを考えて、こういうことをするのが普通みたいな、たくさんの暗黙の了解事項。お店の人もそれを心得てお客に勧めるし、お客もまた「やっぱりこうしないと」と思うのか、人と同じようにしないことをコンプレックスのように感じてしまう。でも、みんながみんな同じことを考えて望んでいるわけじゃないですものね。

手の甲のシミの有る無しで人の価値が決まるわけでもなし。
kotokoさん、そんなことぜ〜んぜん気にする必要はありません。
Commented by fusk-en25 at 2017-06-17 20:27
ジーパン屋で「おそるおそる」尋ねているあなたが眼に浮かぶ。。
ちょっと可愛いなあと思わないでもありません。。
Commented by kotoko_s at 2017-06-18 07:45
☆梨の木さん
「こちらの方がお若く見えますよ」・・・ああ、いかにも日本、ですねえ、トホホ。。。
若く見えること、若いことを礼賛する風潮があって、「お若いですね」が褒め言葉になりますから。
フランスではむしろ「マダム」と呼ばれることがとても誇らしく感じると聞いたことがありますが、そういう感覚は文化の成熟度に比例しているようにも感じます。
私も、たかが手の甲のシミが目立つと言われたぐらいでへこむことはないんですよね。
もちろん、相応の手入れは必要ですけれど、シミもしわも、生きてきた証ですもの。
堂々とまいりましょう^^
Commented by kotoko_s at 2017-06-18 07:49
☆fuskさん
あはは、想像してください、若い華奢な女性の前でおどおどしている私を。
いやいや、可愛くはありません~(笑)
Commented by jarippe at 2017-06-18 17:57
思い出しました 私が50才代のころ
自分にTシャツを選んでレジに持っていったら
「これいいですよ 私もおばあちゃんに買ってあげて喜ばれましたー」って言われ
何だか ムッっとしたきもちになりました
どう見てもおばあちゃんにしか見えない私だったのでしょうが・・・・
Commented by kotoko_s at 2017-06-18 19:43
☆ jarippeさん
まあ・・・私もそれ言われたらムッとしますねえ。
そもそも、他人に対して距離感がなさすぎるような気がします。
よく、テレビのリポーターが見ず知らずの女性に向かって「おばあちゃん」って呼びかけますが、あれが私はイヤだなあって思うのです。
別にあなたのおばあちゃんじゃないし。
名前を聞くのが先でしょう、と。
でも、相手に悪気はないんですよね、それがもっとも困ることですねえ。
Commented by stanislowski at 2017-06-19 04:35
記事と関係ないコメントですが、スキンが変わって、「あらっ?」て、第一印象ですはすごく瑞々しくて、フレッシュで、何か心躍ることがあったのかしらと思いましたよ。店員さんのほうが感性が乏しくて枯れているような感じがします。
Commented by kotoko_s at 2017-06-19 07:40
☆ stanislowskiさん
それは嬉しいです、変えてよかった!ありがとうございます。
なんとなく、感じを変えてみたかったんですよ。
特別にいいことがあったわけでもないのですが(笑)

言葉って難しいですね。
世代や環境や考え方の違う人とたくさん話すところから学ぶのかもしれないなと思います。
私も枯れないようにしたい!
Commented by Yozakura at 2017-08-02 14:13 x
野ウサギ様:初めまして
 別のブログでは、以前に投稿したことが有りますが、こちらのブログでは、今回が初めてです。お邪魔します。
 そのドラッグストアーの美容部員の口上ですが、それセールス・トークを装った「極めて性質(たち)の悪い脅し、脅迫」です。
 手口は、こうなのです。
 来店者の外見から、僅かなりとも、御本人が気にしていそうな弱点、若しくは瑕疵を目敏く見付けては、「それは、美容の大敵である」と云う風にオドシを掛け、来客に不安な心持ちを惹起させ、然る後に、店舗が用意している商品を案内し、それを売りつけようと云う魂胆なのです。
 当該美容部員が、個々人の判断のみでやっているセールス・トークとは到底、思えません。店舗の経営者から、或いは経営側から、何らかのノルマが課せられているのやも知れません。
 一口で申し上げれば、商売の遣り方が、誠に以ってアザトイのです。

 これからはウインドウ・ショッピングでさえも、お店を選ん眺めましょう、中へ入りましょう。そうしないと、買い物に出かけた心算が、不愉快な気分だけが残って仕舞いますよ。
 お元気で。
Commented by kotoko_s at 2017-08-03 13:49
☆Yozakuraさん
こちらのほうへもお越しくださってありがとうございます。

なるほど、売り上げのノルマがあるのかもしれませんね。
そう考えるとあの若い美容部員も大変だなあと思えてきます。
でも、言葉って大事ですね。
もうあの店には行かない、少なくとも化粧品売り場には近寄るまい、と思いましたよ。
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by kotoko_s | 2017-06-17 08:24 | ある日 | Comments(16)

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by haru
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